2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
※完全にギャグ&お砂糖回※アルアス……アスアルだよ 仲間の勢いというものは凄いものだ。アルザスは、痛感していた。忘れ水の都。静かな山間にある古都で、水が綺麗で自然豊かな場所としてひっそりと知られている。この場所を仲間にチョイスされたのは、純粋に…
※ハロハナのお話なので、カモメやリプレイ関係ないです ―― あぁ、また死ぬんだと、思った 瑠璃色に染まる視界。ゆりかごのように揺れる波。そこは海だったけれど、私の知る海ではなかった。冷酷で、熱のない、生命の気配が感じられない、私の知らない海。 海…
※突然壊れるシリアス ※途中まではまともなお話 鮮血を敷いた路地を、左へ右へおもむろに、しかし鋭く目を這わせながらアルザスは考えていた。冒険者になってから、どれだけの月日が経ったのだろう。ついこの間の気もするし、長いことやっている気もする。カ…
←前 「もう大分落ち着いたか?」「あぁ、すまない……迷惑をかけた。」 悠久の風亭にアルユを連れてきてから3時間ほど経ち、アルユが目を覚ます。すでに日は傾き始めていた。戻るなりベッドに寝かせ、暫く休むように促すとそのまま寝息を立て始めたので、すぐ…
←前 悠久の風亭からさほど離れていない路地裏。その中を駆ける1人の女性に、5人のチンピラ。女は金色の髪をしており背が高く、綺麗な蒼色の瞳をしていた。首から下げた大きな十字架と、前髪で左目が隠れていることが特徴だろうか。 「く―― はぁ、はぁっ………
※外伝3を先に読むこと推奨(読まなくても大丈夫) ※大分改変しています。というかほぼオリジナル回 ラドワが宿に戻った次の日。ラドワは隅っこのテーブル席にアスティ、カペラ、ゲイルを招集する。アルザスも呼びたかったのだが、魔力の消耗が激しいのか、…